クルマの車検は、フィリピンでは新車から初回3年後、その後は1年ごと車検がある。とはいっても、日本のように検査ラインに入れて保安基準を徹底して検査するわけではない。

以前もこのブログでお伝えしたが、車検はお金を払えば何とかなるのがこの国である。

しかし、昨年から続くコロナの影響で、自宅のクルマの車検を昨年忘れていた。11月で車検が切れるわけだが、すでに1年近く忘れて乗り続けていた。

これはまずいと思い、LTO(Land Transportation Officeフィリピンの陸運局に当たる期間)の知り合いのおばさんに問い合わせをした。

案の定、車検を忘れていたことでペナルティが発生するといわれた。そこで、通常の車検料金を聞くと、だいたい4500ペソぐらいで済むという。その中にスモーク検査と呼ばれる排気ガスのテスター料金が200ペソ含まれ、その他にクルマの下回り点検もあるという、ただ、下回り点検は気持ちを支払うだけといわれ、100ペソぐらいといわれた。そのほかは書類の延長と、日本でいう自賠責保険の更新だ。

ペナルティの価格だが、これを聞いてびっくり。なんとたった1100ペソだけだという。

なんか、車検を取らずにペナルティを支払っていた方がお得と感じてしまった。でも走行中にトラブルにあって、LTOのお世話になればただでは済まないので、車検はとっておいた方が安全だろう。

車検代とペナルティ代を合わせて5600ペソ渡して、クルマのスモークテストを行い、連絡を待つことにした。

2日後、知り合いのおばさんから電話があり、なんとお金が足りないという。今回、書類の延長料金が値上げされ、あと2300ペソ必要だと。

まあ、フィリピンのあるあるなので、そこは文句を言ってもしょうがない。2300ペソ支払い書類を確認してみると、LTOが発行する領収書に、確かに金額が2300ペソ多く印字されていた。

気持ちの中で、少しだまされた感があったので、同じ地区に住む人に車検代を聞いてみると、やっぱり値上げしているという。おばさんの言っていたことは本当だったのだ。

コロナ禍で、フィリピン人の失業者がうなぎ上りに増えているに、周りの多くは値上げが普通になっている。車検代だけでなく、生活必需品や食料品もかなりの値上げだ。

燃料代も日本円換算すると、軽油で1L当たり100円を超え、ガソリンも120円近くするスタンドもある。

まあ、なんにしても車検は無事終わったが、やはりペナルティの安さは今回驚いた。腐敗が横行している中で、正規に車検代に上乗せされるペナルティが課せられなかったことは、もしかするとラッキーだったのかもしれない。