先週の金曜の夜、asawaの従妹が交通事故で亡くなった。
まだ35歳。結婚もしており、子供が二人いる。
私もフィリピンに帰った時には、よく遊びに連れていってもらった
とても気さくな人だった。

事故に至るまでの経緯は、仕事が終わってから友人達とお酒を飲み
家に帰る為に、友人のバイクの後ろに乗った。
勿論友人も飲酒。
通りなれた道をいつものように帰る途中、車を追い越した際、対向してきた
トラックに衝突。ドライバーと従妹は、ほぼ即死状態だったという。

飲酒運転なんてとんでもない話であるが、フィリピンではほぼ常習化している
のが現状。
ただでさえ、でたらめな運転をしているフィリピンなのに、そこにお酒なんて到底
日本人からすれば考えられない。
この気持ちを誰にぶつけるのかと、asawaに聞いた所「みんなでその状況を
話すだけで、損害賠償などは無い」と。
ただトラックの運転手は逮捕されると話していた。

これが日本ならどうだろうか。
ドライバーは勿論、同乗者だってドライバーが飲酒しているなら、運転を
辞めさせなければならない。
それによる経済的、社会的制裁は非常に重い。
また、その事故状況により色んな賠償請求が出来る。

しかし、フィリピンはそんなものは無い。
お金が無い人が殆どなので、賠償請求しても取れないからだろう。

昨日は埋葬の日で、asawaは朝からずっとskypeをしていた。
生前は、会社を2つ経営しており、これからというときであった。非常に悲しく、寂しく
そして残念である。

もし、自分がこういった事故に巻き込まれたらどうすればよいのか、
改めて考えさせられてしまう。
日本とは考え方が、全然違う事はわかっているつもりでいたが、実際身近で
こういった事故が起きると、日本的考えが浮かんでしまう。
まだまだ、こんな自分はフィリピンではだめかもしれない。








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