フィリピン人は物の扱いにおいて、その扱い方が物によって
分かれるところがある。
今回は、ちよっとしたアクシデントがあったのでそれを記したいと思う。
ゴールデンウィーク前半に、サルが温泉に入る事で有名な地獄谷温泉
行ってきた。今回はその後の行程で志賀草津道路を走り、鬼押し出し
に行って帰るルートにした。
フィリピン人にとって今回の目玉は、志賀草津道路の雪の壁を走る事。
そしてサルをまじかに見る事。
上林温泉の駐車場に車を止めてそこから徒歩にて野猿公苑へ向かう。
山歩きなどnanayや弟は初めてなので、ちょっと遠いがここから歩いてみた。
弱音を上げる事もなく、順調に到着。
お決まりの写真撮りまくり。
当日は暖かかったので、子ザルしか入浴していなかった。
サルとの記念撮影して、一路渋峠へ。
途中、前山スキー場で雪と戯れる。
勿論雪を見るのは初めて。
そんなに寒く感じなかったが、nanayは防寒着が手放せないようである。
この後、雪の壁を通ったのだが、その写真が行方不明となってしまった。
一路群馬県に向かう。
途中、道の駅、草津運動茶屋公園で昼食。
そしてここで事件発生・・。
駐車場に車を止める訳だが、私はなるべく隣にくるまが止まらない遠い場所
に止める事にしている。
それは、以前乗っていた車は、隣の車のドアの開け閉めで、エクボだらけ
になっていたから。
しかし、ゴールデンウィーク、そんな場所などないので遠い場所へ。
昼食はこんな場所なので、大したものは無い。
フィリピン人は意外にというか、焼きそばが結構食べれる。
フィリピンのもパンシットカントンがあるからね。
昼食を終え車へ。
nanayが助手席のドアを開けた瞬間、ドンと鈍い音!
やってしまった・・・。
隣の車におもいっきりヒット・・・。
と同時に、隣の車の中に、なんと人が寝ていた。
歳はだいあたい60代後半の男性。
車は古いクラウンワゴン。
兎に角、外に出て平謝り。
相手の車のドアの確認をすぐさまする。
良かった、音の割に傷一つ無かった。
そして相手の人に、謝りを入れて一緒に確認してキズ無いですよね?
と尋ねると、
なんと「まだわかんねぇ」と・・。
へ??
「まだわかんねぇ」とは??
どんなに透かして見てもどこにも傷は無いのに。
次の言葉が、「ちょっとぶつけりゃ7万かかるからな」と・・・。
やばい、これは厄介な人間に関わってしまった。
勿論こっちが悪いので、ただ平謝りではあったが、そうこうしているうちに
私の車のナンバーを控えだして、後から傷が見つかったら連絡すると・・。
意味わかりません。後から傷見つかっても、後で傷つけてイチャモンつけられても
困る訳で。
しょうがないので、こちらもちょっと強気に写真撮影する事に。
横から透かして見たところ。エクボは無い。 上から透かすが、これもエクボ無。 正面から撮影。
このほかにも何枚も撮影したが、くどくなるのでここには載せませんが
いずれにも傷無。
写真撮影が始まると、相手の態度ががらりと変わり、「もういいから」
「そんなに撮らなくても大丈夫だろ」
写真を撮る前とは、明らかに態度がかわりました。
私の乗っている車を見て、タカリに走ろうとしたのかもしれない。
しかし、悪いのはこちら。もし相手の車に明らかなキズがあれば、誠意を持って
対応するつもりでいた。
nanayはこのやりとりを見て、とても怖くなってしまったよう。
日本に来た時から、気を付けるよう再三話していたがやっぱりダメでした。
それからというもの、ドアは自分で開けなくなりました。
私の車というと・・。
あたった部分の塗装がほんのちょっと剥がれてしまった。
折角の楽しい旅がこれだけの事でつまらないものになるのが普通だが
そこはフィリピン人暫くすると、さっきの事などどこ吹く風。また陽気に
はしゃいでいた。
フィリピン人は携帯電話などの電子機器は割合丁寧に扱えるが、他の物
は意外と適当かもしれない。(私個人的主観です)
車内なんかの過ごしかたも良く言い聞かせないと、車の中がすぐに汚くなる。
生活習慣の違いからしょうがないと言えばそれまでだが・・・。
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