今回は車ネタです。
前に右フロントサスより異音が出て、その修理について記事
を書いた。
今回、また違った場所の故障により右フロントサスから異音が
発生。
症状としては、走行中まっすぐな道でギャップを乗り越えると
「コトコト」と音が出る。その他、右に曲がるときにちょっと上り坂
だと、「ゴキゴキゴキ」と嫌な音が出る。
足回りの異音は色んな原因が考えられるが、今回の音からして
旋回中に音が顕著に表れること、そしてギャップを乗り越える時に
タイヤに掛かる荷重変化が起こった時に音が出る事から、可動部
からではないかと推測した。
まずはジャッキアップをして馬をかわせる。
タイヤを外す前に、タイヤを上下左右に揺すってみる。
すると、通常動くはずの無いタイヤがガタガタと揺れるではないか。
揺すりながら、ロアアームのボールジョイントを見るとそこにガタが
出ていた。
私の愛機もすでに17万キロも走っているので、致し方が無いといった
所か。
今から3年ほど前に長期使用車のボールジョイント脱落報告が国交省
に多数寄せられ、これらの不具合原因等を分析した結果
点検整備が確実に実施されていないことが原因と考えられるため
国土交通省は一般社団法人日本自動車工業会に対し、
自動車ユーザー等に対する注意喚起を実施するよう検討を依頼した
ことがあった。
しかし、現在でも脱落報告はあるようで、ハンドルを切った時に音がでたり
戻りが悪いなど症状がでたら、早めの点検が必要である。特に10万キロ
を超えた車は、乗り方にもよるが要注意。
話がそれてしまったが、本題の交換について勧めていく。
写真の黒丸の部分がボールジョイント。人間で言うと膝関節みたいなもので
長期に使っていると、部品が摩耗してガタが出る。最悪はここが抜けてしまう。
今回これを交換する事にする。
本来距離も走っているので左右両方交換が望ましい所だが、来年3月に車検
を控えており、それを機に車の入れ替えを検討しているので右側だけ、それも
ストックしてあった、右ロアアームに付いている中古品を使う事に。
今回、ばらしていく上で、タイロットを切り離さなければならないので、SSTを
使用する。 これはタイロットエンドプーラーと言うもの。
こように噛ませて外しますが、ねじを締めこんだだけでは固着が
硬すぎると、SSTが壊れることがあるので、ハンマー併用で
外します。
荒業としては、ナックル部分をハンマーでひっぱたくと衝撃ではずれます。
ボールジョイントを切り離したところ。
左が、車両から取り外したもので、右がストックしていたもの。
右のほうが多少ブーツに張りがある。
見た目変わらないようだが、ガタのあるほうは、ねじの切ってある先端
を指でつまんで回すと、グニャグニャ。これは相当ガタがある証拠で、通常は硬い。
あとは、外したものを元に戻していくだけである。
ボールジョイントを入れ替えた所。
すべて組終わり、テスト走行。異音無で快適。
すでに14年経過し17万キロ超えた愛機。もうちょっとだけ頑張ってもらう事に。
因みに、このまま走行を続けると、ボールジョイントが破損し
タイヤがフェンダーを突き上げ、走行不能となる。
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を書いた。
今回、また違った場所の故障により右フロントサスから異音が
発生。
症状としては、走行中まっすぐな道でギャップを乗り越えると
「コトコト」と音が出る。その他、右に曲がるときにちょっと上り坂
だと、「ゴキゴキゴキ」と嫌な音が出る。
足回りの異音は色んな原因が考えられるが、今回の音からして
旋回中に音が顕著に表れること、そしてギャップを乗り越える時に
タイヤに掛かる荷重変化が起こった時に音が出る事から、可動部
からではないかと推測した。
まずはジャッキアップをして馬をかわせる。
タイヤを外す前に、タイヤを上下左右に揺すってみる。
すると、通常動くはずの無いタイヤがガタガタと揺れるではないか。
揺すりながら、ロアアームのボールジョイントを見るとそこにガタが
出ていた。
私の愛機もすでに17万キロも走っているので、致し方が無いといった
所か。
今から3年ほど前に長期使用車のボールジョイント脱落報告が国交省
に多数寄せられ、これらの不具合原因等を分析した結果
点検整備が確実に実施されていないことが原因と考えられるため
国土交通省は一般社団法人日本自動車工業会に対し、
自動車ユーザー等に対する注意喚起を実施するよう検討を依頼した
ことがあった。
しかし、現在でも脱落報告はあるようで、ハンドルを切った時に音がでたり
戻りが悪いなど症状がでたら、早めの点検が必要である。特に10万キロ
を超えた車は、乗り方にもよるが要注意。
話がそれてしまったが、本題の交換について勧めていく。
写真の黒丸の部分がボールジョイント。人間で言うと膝関節みたいなもので
長期に使っていると、部品が摩耗してガタが出る。最悪はここが抜けてしまう。
今回これを交換する事にする。
本来距離も走っているので左右両方交換が望ましい所だが、来年3月に車検
を控えており、それを機に車の入れ替えを検討しているので右側だけ、それも
ストックしてあった、右ロアアームに付いている中古品を使う事に。
今回、ばらしていく上で、タイロットを切り離さなければならないので、SSTを
使用する。 これはタイロットエンドプーラーと言うもの。
こように噛ませて外しますが、ねじを締めこんだだけでは固着が
硬すぎると、SSTが壊れることがあるので、ハンマー併用で
外します。
荒業としては、ナックル部分をハンマーでひっぱたくと衝撃ではずれます。
ボールジョイントを切り離したところ。
左が、車両から取り外したもので、右がストックしていたもの。
右のほうが多少ブーツに張りがある。
見た目変わらないようだが、ガタのあるほうは、ねじの切ってある先端
を指でつまんで回すと、グニャグニャ。これは相当ガタがある証拠で、通常は硬い。
あとは、外したものを元に戻していくだけである。
ボールジョイントを入れ替えた所。
すべて組終わり、テスト走行。異音無で快適。
すでに14年経過し17万キロ超えた愛機。もうちょっとだけ頑張ってもらう事に。
因みに、このまま走行を続けると、ボールジョイントが破損し
タイヤがフェンダーを突き上げ、走行不能となる。
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