先日ミンダナオのミサミス州カガヤンデオロ市で不法滞在
の日本人が拘束され近く強制送還されるという。
拘束されたのは長野県諏訪市出身の男性(69歳)
21年間に渡り不法滞在していたという。
渡比したころは友人と400万~500万ペソを元手にフィリピン人
相手に貸付をしていたらしいが、回収が思うようにいかずに
友人との間にもわだかまりがでてきたらしい。
またその友人から1000万ペソ近く借り入れがあり、まだ
返していない。
今回見つかった原因は、ニュースを見る限りその友人からの
垂れ込みがあったとのことで、当局が捜査していた。
後を絶たない不法滞在者。それを摘発する為に入管
が最近取り締まりを強化し始めたとの情報もある。
日本人の不法滞在者は結構な人数いると言われている。
たまに今でも色んなところの書き込みに、それらしい人
の投稿も見られる。
不法滞在する人には色んな事情もあるのは事実。
しかし犯罪の匂いのする人が居るのも事実である。
私もかつて延長を3か月忘れていたことがあり、金額は忘れたが
結構な金額をイミグレにて支払った事がある。
今観光ビザで入国すると無査証短期滞在として30日許されている。
しかしこれを過ぎると不法滞在となるので、それ以上要る場合は
イミグレで延長の手続きをしないといけない。
この拘束された男性は、失踪届けが出ていた。これはこの男性にとって
非常に不運な事である。
日本の法律では、失踪届けが出てから7年が経過すると死亡したものと
みなされる。
よって、日本に帰国してもこの男性は法的に死亡した事になっている。
自業自得ではあるが、ちょっと同情してしまう。まして知り合いなど
もういないであろうし、居たとしても連絡の取りようもないであろう。
日本にもフィリピン人の不法滞在が問題ではあるが、日本人も
人の事は言えた義理ではないほど、フィリピンに不法滞在者が居るのも事実である。
こんな風に成りたくないものである。
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